STRUMMER

We’re established in 2015. Inspired by monochrome photography, culture, music and lifestyles. Based on N1981 Badtown Blvd Garageland,ST 90416

Q&A

まずあなたのバックグラウンドを教えてもらえますか?

高校の時に好きだったパンクバンドPENNYWISEのMVに影響されスケートボードを始め、写真は趣味で撮っていました。2007年にドメスティックスケートボードブランドであるLesque Skateboardsが産声を上げたときに専属フォトグラファーとして誘ってもらい、スケートの写真を撮り始めました。現在はスタジオにも所属しながら自分の仕事や作品を撮り続けています。

STRUMMERブランドはいつ始動しましたか?またそのきっかけは?

2015年9月です。以前から自分の好きな風にPhoto Teeを作ってみたくて、その試作のために81BASTARDSの一人であるMHAKが持っていたブラシを素材として撮影し、プロトタイプを作ってみたのが最初です。MHAK本人も気に入ってくれたので、個展に合わせて数枚だけ限定販売してみようということになりました。ちなみにSTRUMMERの由来は、自分が影響を受けたパンクバンドThe Clashのギターボーカルで今は亡きJoe Strummerから取りました。

アートは人々に影響をもたらすと思いますか?もしそうであればどんな事だと思いますか?

アートは必ず人の心に影響を与えるものだと思っています。価値観や概念は人それぞれ持っているものですが、それを押し付けることなく、その人自身の意思でアートに触れ、感動や驚きなどの感情に与える力は存分にあります。もちろん、興味がある無いも人それぞれですが、一生のうちに少なからず何かしらの影響を人々にもたらしていることは間違いないと言えます。アートには正解不正解という決まりきった答えがありません。表現したいように自由にやればいい。それがカルチャーと似ていることで、スケートも音楽も決まった答えなんてない。スポーツのように勝ち負けもない。好きなようにやればいいというのは、人の気持ちを開放的に、豊かにしてくれるものだと思います。

作品を作る際にいつも心がけていることはありますか?

レトロなモノだったり使い古したモノには人を魅了する力があると感じます。それを使ってきた人の感情だったり想いが入って、それに加えて歴史がそのモノをいい具合に風化させていくのだと思いますが、誰しもそういうモノに出会った時にグイッと引き込まれる瞬間ってあると思います。そういう魅力を放つモノのポートレートを残していきたいです。製作に心がけていることは、そのモノの存在感はもちろんのこと、ちょっとした遊び心をスパイスとしてひと味加えられるようにライティングだったり、Teeシャツになったときのモノの配置です。それと、Teeシャツ以外に毎回そのテーマに合ったおまけのような作品を作ることです。MHAKのときは裏面がポスターになるタブロイド紙。スケートトラックのときは紙にシルクスクリーンプリントで50枚限定作品にしました。

今回のコラボレーションで一番見てほしい所はどのような観点でしょうか?

少し大げさな言い方かもしれませんが、坩堝さんの今までのコラボの中でここまでゴリゴリのスケート絡みは少なかったのではないかと思います。そこに自分の撮った写真を落とし込めたこと、パッと見、この削れた金属の塊は何なんだろう?と思わせる坩堝とSTRUMMERのスパイスをお客さんに投げかけれたら嬉しいです。このスケートトラックにはスケーターの歴史が詰め込まれています。これを機にスケートに興味を持って始める人、写真を撮り始める人など、それこそ少しでも影響を与えられたらいいなと思います。

最後に坩堝に参加しようと決めた理由を教えてください。

アパレルブランドにもよりますが、アーティストコラボレーションというのはスポットやシーズンであっても毎回ではないことが多いと思います。それが坩堝では毎回どなたかアーティストが作品提供して、アートとアパレルのコラボを積極的にしているのが他ブランドでは珍しいし、アーティストにとってもありがたく、大変嬉しいことです。自分でこれだけのラインナップを作るとなると大変ですからね。また、坩堝の商品には遊び心が満載で、Q4で答えたようにちょっとした遊び心、スパイスの入ったものを出してくる意味では気持ちは似ているなと思います。その2つが参加の大きな要素でした。今回参加させて頂き、ありがとうございました!