Koichiro Takagi

東京生まれ。思春期にスケートボードとハードコア等の洗礼を受け、激しくてグロテスクなモノが好き。またヘンテコでマヌケなぬいぐるみや小物も好きで集めている。それらにインスピレーションを受ける彼の作品はある種の居心地の悪さをテーマに揺れ動く人々の心情や抱えている矛盾を映し出しています。また彼の作風はペインティングから刺繍まで幅広い制作活動している。国内外での精力的なアーティスト活動とともに様々なブランドへのデザイン提供やコラボレーションも多く行っている。

Q&A

まずあなたのバックグラウンドを教えてもらえますか?

東京生まれ。家がカトリックで小学校まではカトリックの学校だったので教会の影響が強く受けてました。中学校からは急に左翼ぽい学校だったのでリベラルな教育を受けて、それと同時にハードコアも聞き始めたりスケートボードしたりして、その周辺の影響をどんどん受けていきました。サンフランシスコのアートスクールでは版画専攻でしたが、色々な素材に触れる機会があって良い経験ができました、今はペインティング、ステンシル、シルクスクリーン混ぜ合わせた刺繍のミックスメヂアの作品を作ってます。

アーティストとして活動し始めたのは何歳ごろですか?またそのきっかけは?

サンフランシスコのアートスクールに入って、このまで来ちゃったらアーティストになるかな?って思っていました。卒業したのが25歳くらいで、その後からずーと制作し続けてます。

アートは人々に影響をもたらすと思いますか?もしそうであればどんな事だと思いますか?

アートは強い力を持ってるとは思いますし、作品を見た時に、これは何だろう?って考えるだけでも人々には何か変化がおこるじゃないか思います。生きてく中で様々なことに疑問をも持つことは重要だし、その疑問が世の中を変化させる始まりになるかも。

作品を作る際にいつも心がけていることはありますか?

社会や人間関係の中で感じるコンプレックスや憎悪や苛立ちなんかが作るときのテーマになっててけども、それをそのままストレートに吐き出すのではなく、自分の中で一度噛み砕いてから出すようにしてる。

今回のコラボレーションで一番見てほしい所はどのような観点でしょうか?

少し怖いけどなんだか可笑しいキャラクター。

最後に坩堝に参加しようと決めた理由を教えてください。

自分の好きなスケート、ストリート カルチャーによりのモノが作りたいという想いがあったのに、なかなか機会もなかったから坩堝から声かけてもらえてうれしかったです。